介護は、ある日突然始まります。

転んで骨折した。脳梗塞で倒れた。入院はできても、病院にずっとはいられません。地域包括ケア病棟の在院日数は平均で20日前後、回復期リハビリテーション病棟でも56日前後です。その間に「退院後はどうしますか」と決断を求められます。

しかも、介護保険の要介護認定はすぐには下りません。法律では申請から30日以内と決まっていますが、実際にかかっている期間は、全国の保険者を見ると中央値でおよそ39日。長いところでは80日を超えています。

認定が下りてから施設を探すのでは、間に合いません

このサイトは、そのときになって初めて調べる人のために作りました。施設の種類も、費用の仕組みも、何も知らない状態から読めるようにしてあります。

このサイトでできること

お住まいの市区町村にある施設の数と、特養に入った場合の月額を確かめる

特養・有料老人ホーム・サ高住・グループホームの違いを知る

負担限度額認定を使うと月額がいくら下がるかを確かめる

まず、お住まいの地域を選んでください

市区町村を選ぶと、その地域にある老人ホーム・介護施設の数と、特別養護老人ホームに要介護3で入った場合の月額の目安が見られます。

介護保険の制度そのものは全国共通ですが、介護報酬の地域区分(級地)が市区町村ごとに決まっているため、同じ介護度・同じ居室タイプでも住んでいる場所で金額が変わります。

どこに相談すればいいか分からないときは、まず資料請求してください。

シニアのあんしん相談室は、全国2,800以上の高齢者施設を無料で紹介しているサービスです。電話で状況を伝えると、条件に合う施設を探して案内してもらえます。資料請求と見学の予約もまとめて頼めます。

シニアのあんしん相談室 老人ホーム・介護施設の資料請求・見学予約・入居相談

老人ホームは、名前が似ていて中身が違います

「老人ホーム」と呼ばれている施設は6種類あります。どれも同じように見えますが、月にかかるお金は2倍から3倍ちがいます。

施設運営介護月額の目安
特別養護老人ホーム(特養)公的あり3万4千円〜14万5千円
介護老人保健施設(老健)公的あり特養に近い(原則3〜6か月)
介護付き有料老人ホーム民間あり施設ごとに大きく違う
住宅型有料老人ホーム民間外部と契約施設ごとに大きく違う
サービス付き高齢者向け住宅民間原則なし家賃+介護費は別
認知症対応型グループホーム民間あり施設ごとに違う

いちばん安いのは特養です。ただし原則として要介護3以上でないと申し込めず、全国で20万6千人が入所を待っています。

特養と有料老人ホームは何が違う?月額が2〜3倍ちがいます

費用を決めているのは、この4つです

同じ市の同じ特養でも、月額は4倍以上ちがいます。差を作っているのは施設の種類、居室のタイプ、世帯の所得、そして介護度です。

STEP
要介護度を確認する

要介護3以上なら特養に申し込めます。要介護1・2は原則として対象外です。

STEP
住民税が非課税の世帯かどうかを確認する

非課税であれば負担限度額認定が使えて、居住費と食費に上限がつきます。月に数万円ちがいます。

STEP
いつまでに決めなければならないかを確認する

退院日が決まっているなら、特養の順番を待つ余裕はありません。

STEP
お住まいの市区町村の相場を見る

級地によって1単位あたりの単価が変わります。市区町村ページで実額を出しています。

都会のほうが施設が多い、とは限りません

全国平均は高齢者1,324人に1施設です。地域差を見ると、施設が多いのは愛媛県(845人に1施設)、佐賀県、長崎県、島根県、鹿児島県。少ないのは山梨県(1,761人に1施設)、大阪府、愛知県、沖縄県、京都府でした。

大阪府は愛媛県の約2倍、高齢者あたりの施設が少ないことになります。「都会だから選択肢が多い」という前提は、施設の数で見る限り成り立ちません

このサイトが書かないこと

運営者に介護の実務経験はありません。だから書けるのは、公表されている制度と数字を正確に整理したものに限られます。現場の空気や施設の質の見分け方、体験談は書きません

そのかわり、費用と制度の数字はすべて一次情報から取っています。厚生労働省の介護サービス情報公表システム、令和8年度介護報酬改定の資料、総務省の国勢調査です。出典と時点は各ページに明記しています。

出典:介護サービス情報公表システム(厚生労働省)2026年6月末時点、令和8年度介護報酬改定の概要(厚生労働省老健局)、要介護認定の認定審査期間について(厚生労働省 社会保障審議会介護保険部会)、令和2年国勢調査(総務省)を加工して作成