サ高住という言葉を、老人ホームの一種だと思って調べ始める人がほとんどです。
そこで先に書いておきます。サ高住は「住宅」です。老人ホームではありません。契約するのは部屋を借りる契約で、ついているサービスは安否確認と生活相談の2つだけです。
介護が必要になったら、別に契約します。ここを知らずに入って、思っていたのと違ったという声がいちばん多い施設です。
サ高住とは何か。何がついていて何がついていないか
一般型と介護型の違い
向いている人と、向いていない人
息子高齢者向けの住宅と聞いて、介護もしてもらえると思っていました



そこが最大の誤解なんです!ついているのは安否確認と生活相談だけですよ
どこに相談すればいいか分からないときは、まず資料請求してください。
シニアのあんしん相談室は、全国2,800以上の高齢者施設を無料で紹介しているサービスです。電話で状況を伝えると、条件に合う施設を探して案内してもらえます。資料請求と見学の予約もまとめて頼めます。
サ高住とは、高齢者向けに登録された賃貸住宅のこと
正式には「サービス付き高齢者向け住宅」といいます。高齢者住まい法にもとづいて都道府県に登録された住宅です。
登録の条件が決まっています。
| 条件 | 中身 |
|---|---|
| 床面積 | 原則25平方メートル以上 |
| 設備 | 台所、水洗トイレ、収納、洗面、浴室(共用があれば緩和される) |
| バリアフリー | 段差なし、手すり、廊下の幅 |
| 必須サービス | 安否確認と生活相談 |
| 契約 | 書面での契約。前払い金には保全措置が必要 |
必須なのは安否確認と生活相談の2つだけです。食事、掃除、洗濯、介護はどれも必須ではありません。ついている住宅もありますが、その場合は別料金です。
サ高住の介護は、外部の事業者と別に契約します
ここがいちばん大事なところです。
サ高住に住んでいる人が介護を受けるときは、自宅に住んでいるときと同じように、訪問介護やデイサービスを個別に契約します。要介護認定を受け、ケアマネジャーにケアプランを作ってもらい、事業者と契約する。手順は在宅と変わりません。
つまり介護保険の使い方は在宅と同じで、支給限度額の範囲を超えると全額自己負担になります。介護度が重くなるほど、この点が効いてきます。



では、介護が重くなったら住み続けられないのでしょうか?



難しくなることがあります!だから入る前に、重くなったときの話を聞いておくんです
一般型と介護型のサ高住
サ高住には2つの型があります。
| 一般型 | 介護型(特定施設) | |
|---|---|---|
| 介護サービス | 外部と個別契約 | 住宅の職員が提供 |
| 費用の計算 | 使った分だけ | 要介護度ごとの定額 |
| 職員の配置 | 日中の見守りが中心 | 24時間の体制がある |
| 数 | 大多数 | かなり少ない |
「介護型」と呼ばれるのは、特定施設入居者生活介護の指定を受けたサ高住です。中身は介護付き有料老人ホームに近くなります。
ただし数が限られます。サ高住を探すときに「介護もついている」と思って見に行くと、ほとんどが一般型です。
サ高住の費用
家賃、共益費、サービス費(安否確認と生活相談)が基本です。ここに食費や介護費が乗ります。
| 費目 | 中身 |
|---|---|
| 家賃 | 立地と広さで決まる。地域差が大きい |
| 共益費 | 共用部の光熱費、清掃 |
| サービス費 | 安否確認と生活相談 |
| 食費 | 頼めば別料金 |
| 介護費 | 使った分だけ。別契約 |
| 敷金 | 家賃の数か月分。前払い金には保全措置が必要 |
特養のような居住費・食費の軽減(負担限度額認定)は使えません。この制度が使えるのは特養・老健・介護医療院とショートステイだけです。年金だけで暮らす人にとっては、ここが大きな差になります。
サ高住が向いている人、向いていない人
| 向いている | まだ自分で動ける。1人暮らしが不安。自由に暮らしたい。夫婦で入りたい |
|---|---|
| 向いていない | 介護度が重い。夜間の見守りが必要。認知症の症状がある。費用を最優先したい |
サ高住は自立に近い人のための住まいです。介護が必要になってから探す施設ではありません。
親がまだ動けるうちに1人暮らしをやめたい、という場合には合います。逆に、退院後に介護が必要な状態で行き先を探しているなら、別の選択肢を先に見てください。
お住まいの市区町村にどんな施設が何件あるかは、こちらから確認できます。
どこに相談すればいいか分からないときは、まず資料請求してください。
シニアのあんしん相談室は、全国2,800以上の高齢者施設を無料で紹介しているサービスです。電話で状況を伝えると、条件に合う施設を探して案内してもらえます。資料請求と見学の予約もまとめて頼めます。
この記事のよくある質問
高齢者住まい法にもとづいて都道府県に登録された賃貸住宅です。必須のサービスは安否確認と生活相談の2つで、介護は含まれません。
一般型にはついていません。訪問介護やデイサービスを外部の事業者と個別に契約します。特定施設の指定を受けた介護型なら住宅の職員が介護を提供しますが、数は限られます。
使えません。居住費と食費の軽減が使えるのは特養・老健・介護医療院とショートステイだけです。
難しくなることがあります。夜間の見守りが必要になった場合や認知症が進んだ場合は、退去を求められることがあります。入居前に契約書の退去要件を確認してください。
入れます。賃貸借契約なので2人入居が前提の間取りがある住宅もあります。
出典:高齢者の居住の安定確保に関する法律、サービス付き高齢者向け住宅の登録基準(国土交通省・厚生労働省)、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を加工して作成







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